スペース☆ダンディ 第7話 「宇宙レースはデンジャラスじゃんよ」 感想 ~今回のダンディは従来のSF作品に敬意が込められてるじゃんよ~

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美形は死ね!

――――――――――イケメンについて、全国のブサメンの味方ドマンジュウことジロン・アモス

ニコニコ大百科:美形は死ね! について
http://dic.nicovideo.jp/a/%E7%BE%8E%E5%BD%A2%E3%81%AF%E6%AD%BB%E3%81%AD!

スペース☆ダンディ
銀河美少年プリンス。モテない男の敵。なんど見てもいけ好かねぇ。

スペース☆ダンディ
それに立ち向かうモテない男代表、スペース☆ダンディ。
今回ばかりはダンディを全力で応援するしかない。頑張れダンディ!



今回は宇宙レースに参加するといいだすダンディ。
イケメン宇宙レーサーのプリンスがブービーズの女の子にモテモテだったのが
気にくわなかったご様子です。

スペース☆ダンディ

プリンスはレースでの意気込みをいいます。
「楽しむだけさ、勝ち負けなんて問題じゃない」と。
殺っちまえ、ダンディ。

そしてプリンスは見た目が(著作権的に)危ないネズミ、
弁護士チューを飼っています。
スペース☆ダンディ
「宇宙人差別だ、訴えてやる」とミャウにつっかかる弁護士チュー。
俺はお前がD社のネズミに訴えられないか心配だよ。ハハッ。


打倒プリンス! そのためにバカ・ボンクラ・ポンコツと
司会にののしられたダンディたちBBPは立ち上がります。
スペース☆ダンディ
プリンスたちはクール・クレイバー・ハイスペック、略してCCHと紹介されてたのに、
ダンディたちはこの扱い。こんなの絶対おかしいよ! ……そうでもないか。


さて、そんなこんなでレーススタート。
その数秒後、プリンスとの圧倒的スピード差を見せつけられて、
ダンディは「こうなったら最後の手段だ」といいます。

飛び出す大技、これぞまさに「スリップストリーム走法じゃんよ!」
(ただ単に相手の車体にワイヤーを引っ掛けて自分の宇宙船リトル・アロハを
引っ張ってもらうだけのズルです。さすがダンディ汚い)。

ちなみにこの「スリップストリーム走法」の元ネタは『モーレツ宇宙海賊』の
第20話、第21話でグリュンヒルデ・セレニティが使っていた技かと思われます。
モーレツ宇宙海賊
スリップストリーム走法の先駆者、グリュンヒルデ。
新聞右側の写真にうつる黒いジャージの女の子がグリュンヒルデです。

新聞の中央に映るボードの写真をよく見るとわかりますが、
優勝したチアキちゃんのボードにグリュンヒルデのボードが繋がれているんですね。
これでグリュンヒルデはレースで見事に準優勝をかっさらったのです。

そのスリップストリーム走法を駆使するダンディ。
しかしワイヤーを繋がれた宇宙船にのる宇宙人はすぐさまそれに気が付きます。
怒った宇宙人はダンディにミサイルを連射。ダンディは爆発に飲み込まれてしまいます。

一方のプリンスは余裕しゃくしゃくといった感じです。
一つ目のゲートを通る前に多角形コーナリングを利用し
ゲートの前にハート型のキラキラを宇宙に形作ります。
スペース☆ダンディ
完全なナメプ。イケメンはこれだから嫌いです。ファッキンコックローチ!

ちなみにこの多角形コーナリングを行う際のシフトレバーの手つき。
スペース☆ダンディ
このシーンですが、プリンスはこのシフトレバーを「↑←↑」と動かすのです。

このシーンにも元ネタがあります。それは『機甲戦記ドラグナー』の前期OPの
「夢色チェイサー」の中にあります。

この動画の00:30で「↑←↑」の正体がわかります。

さて、そんな余裕をぶっこいてるプリンスに追いつくのは……なんとダンディでした。
爆発の衝撃を加速に利用してプリンスに追いついたんですね。
さすがダンディです。ミサイル程度の爆発では死ななくなってきましたね。

レースの途中、妨害行為ありのこのレースでダンディは
『マーズ・アタック!』にでてくる宇宙人っぽいヤツらに襲われます。
スペース☆ダンディ
彼らの搭乗するロボットはどこか『天元突破グレンラガン』のガンメンっぽい。
と思ったらグレンの監督(今石洋之)がゲストメカデザイン担当してたのね。納得。
ちなみに『マーズ・アタック!』の宇宙人がコレ↓

マーズ・アタック!

しかし襲い来る敵をダンディはあっさりと撃破。
ダンディはリトル・アロハのロボ形態の操縦は手馴れていますよね。
第三話のマミタス回もそうでしたし。

そんなダンディは生物としてのレベルが違うとけなされながらも
堂々の一位でピット・イン。エネルギーの補給をおこなうリトル・アロハ。
これにはさすがのプリンスも発狂寸前まで追い込まれます。ざまぁみやがれ!
スペース☆ダンディ
「お前みたいな存在は、宇宙にあってはいけないんだ!」
とダンディに叫ぶプリンス。どこぞのスイカバーアタックをかますあの人みたい。
そのうちダンディに「駆逐してやる!」っていいそう。


しかしミャウがエネルギーの補給に手間取っているうちに、
チューはリトル・アロハに爆弾を仕掛け(爆発……加速……うっ、頭が……)、
プリンスはピット・イン。手際のいいエネルギーの補給によりプリンスは一位に返り咲きます。

手間取るミャウのエネルギー補給。イライラをつのらせるダンディ。
「タンクを満タンにすればいいんでしょ!?」とブチ切れたミャウは、
リトル・アロハの燃料タンクにオロナミンCやペペローションやシューマイ弁当をぶちこみます。
スペース☆ダンディ
リトル・アロハにデロリアンのMr.フュージョンがあるのなら話は別。
おそらくここは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のパロディ。


ダンディたちは燃料の補給に時間をさいてしまったせいで、最下位に転落してしまいます。
エンジンもミャウが燃料に入れちゃいけないものまで入れてしまったので調子が悪いです。
もうダメか……。しかしダンディはこうつぶやきます、「こうなったら最後の手段だ」。

「またですか!?」とQTにツッコまれながらも、リトル・アロハに積み込んだミサイルの
爆発によって一気に加速するダンディ。すぐさまプリンスのケツに追いつきます。
スペース☆ダンディ
決死の覚悟で加速するダンディにQTは松本零士作品のキャラっぽく涙を流す。
インキンタムシにゃマセトローション。そしてサルマタケでも食おうかな。


プリンスに追いついたものの、いま一歩のところでプリンスを追い抜けないダンディ。
ダンディは船内を軽くするために、宇宙にゴミやら私物やらを放り投げます。
QTも含めて。さすがは外道ダンディです。

プリンスとダンディのスピードは互角です。
そのうち二人は第六スペース速度を越えてしまいます。
スペース☆ダンディ
↑スペース☆ダンディ ↓イデオン
イデオン
第六スペース速度を超えた結果。これがイデの発現か……。

プリンスは今まで熾烈な争いというものを経験してこなかったせいか、
なんとダンディに恋してしまいます。
┌(┌^o^)┐ホモォ……。

微差ながらダンディは劣勢を強いられていました。
それをみた弁護士のチューは「トドメだ!」といわんばかり爆弾のスイッチを押します。
もちろん爆弾の衝撃によって加速するリトル・アロハ。

しかしプリンスの乗る宇宙船にリトル・アロハは激突してしまいます。
そのとき、奇跡が起こりました。

ナレーション「それは、ほんの一瞬の出来事だった。

第七スペース速度で掘られたオカマ(プリンスのことです)、

仕掛けられた爆弾、

電荷量の変動、

時速密度、

メトリックスラント、

得体のしれない燃料、

それらあらゆる偶然のタイミングが、奇跡のように重なり、

そして――――――――――シュウマイがはじけた……!





なんのこっちゃ。
そしてはじけたシュウマイによって宇宙全体がまばゆい光に包まれていきます。

また爆発オチか……と思ったら、今回はひと味違いました。

閃光につつまれたプリンス。彼はいつの間にか何もない空間に一人とり残されていました。
プリンスはただ一言つぶやきます、「いない……ダンディ……」と(アッー!)。
スペース☆ダンディ
NT空間っぽいところに飛ばされたプリンス。それにしてもなぜ全裸?

しかし、ダンディはいなくなったのではないのです。
実は誰にも認知されないスピードで、ダンディは見果てぬ空間をさまよっていました。
スペース☆ダンディ
↑スペース☆ダンディ ↓真ゲッターロボ
真ゲッターロボ
虚無ってるダンディ。完全にゲッターロボ。ゲッペラーが出てきたら完璧。

ダンディは光よりはやく走り、時を追い越し、ついにははるか未来にきてしまうのです。
あれから56億7000年後の世界。そこでダンディが目にしたものとは……。
コレです。
スペース☆ダンディ
光り輝く巨大なダンディ弥勒。いったい過去に何があったし。

まさかの諸星大二郎リスペクト。
これは暗黒神話のラストのオマージュなのでしょう。
スペース☆ダンディ

そしてこの弥勒をみたダンディは「ダン……ディ……」とつぶやいて、
今週の『スペース☆ダンディ』はジ・エンドです。

ぶん投げすぎだろスタッフ。
そこが『スペース☆ダンディ』の良さでもあるのですが。
だから正直いって嫌いじゃないです、こういうの。

それに今回はありとあらゆる古今東西のSF作品
(マンガ、アニメ、映画を問わず)に対して敬意を払っていた回だと思います。
とくにパロディがとてもよくできてました。

パロディがよくできていた理由としては、
『這いよれ! ニャル子さん』と見比べてみればわかりやすいでしょうか。
今でいうと『のうりん』と見比べてみるとわかりやすいかもしれません。

例えば、『這いよれ! ニャル子さん』や『のうりん』の場合
「これはパロディだよ」とそこを誇張して表現するのですが、
『スペース☆ダンディ』の場合はそこをササッと流すように表現するのです。

『這いよれ! ニャル子さん』や『のうりん』はパロディの元ネタを知らない人も、
その部分を強調して表現されてしまうために「ここは何かしらのパロディなんだな」
とわかるものの、元ネタがわからないがゆえに消化不良がおこってしまいます。

『スペース☆ダンディ』はパロディに気がつかない人でも気がつかないまま充分楽しめますし、
「ここはもしかしてあの作品のパロディなんじゃ……」と気がついた人は思わずニヤリ。
そんなパロディの仕方に賞賛を送りたいです。

もちろん、『這いよれ! ニャル子さん』や『のうりん』のパロディは
そこを強調するがためにギャグへと繋がっているので悪いわけではありません。
むしろそういうの大好きです。大好物です。もっとやってほしいです。

今回は「こういうパロディの仕方もあるのだなぁ」ということがわかったので、
自分にとってわかりやすいように『這いよれ! ニャル子さん』と『のうりん』を
例として使わせてもらいました。貶してるわけではないのであしからず。


いやぁ、今週も『スペース☆ダンディ』おもしろかった。
次回が楽しみです!


それでは、さいなら~。


byすなぎも
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